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音と癒し|音楽が心と体を元気にする効果とは?

日常の中で気づく「音のちから」



みなさんは「音に癒されたな」と感じたこと、ありませんか?

私自身も、小学生のころにトライアングルを叩いたり、中学で合唱に参加したり、専門学校ではバンドを組んだりと、音楽とずっと一緒に育ってきました。


聴く音楽はポップスからクラシックロックまで幅広く、音を“インプット”するだけで心が整う感覚がありました。


50代半ばを過ぎてからは、「聴くだけじゃなく、自分で奏でることも体に良いのでは?」と思い立ち、ピアノやウクレレ、ギターを始めました。仲間とのセッションや一人演奏を通じて気づいたのは、これがまさに 音楽療法(music therapy) につながる体験だということです。


また、お寺の鐘の音やクリスタルボウルなどの「ヒーリングミュージック」に触れるたびに、昔から人が大切にしてきた“音の力”を実感します。




音楽がもたらす医学的な効果



近年の研究では、音楽の健康効果が医学的にも証明されています。



1. ストレスを減らし、自律神経を整える



ゆったりした音楽は心拍数や血圧を下げ、ストレスホルモンを減らすことがわかっています。



2. 痛みをやわらげる



手術後や慢性痛の患者さんも、音楽を聴くと痛みが和らぐという報告があります。これは音楽が脳の「ごほうび系」を刺激し、注意を痛みからそらすためです。



3. 認知症ケアに役立つ



認知症の方に馴染みのある音楽を流すと、記憶がよみがえり、会話が増えることがあります。介護の現場でも音楽は活躍中です。



4. 睡眠の質をアップ



クラシック音楽や自然音を聴くと、寝つきが良くなり、深い眠りが得られるとされています。




日常生活に取り入れる「音の癒し」習慣



音の力を取り入れるのは、とても簡単です。


  • 朝:鳥の声ややさしい音楽で一日をスタート

  • 昼:勉強や仕事中にクラシックや環境音で集中力アップ

  • 夜:ヒーリングミュージックで心をリラックス

  • 日常:歌や楽器演奏を習慣にすると、脳や呼吸、交流にも良い影響



また、公民館の合唱サークルや介護施設での音楽活動、お寺での鐘の音を聴く行事など、地域でも「音の場」があります。音を通じて人とつながることも、癒しのひとつです。




まとめ|今日から始める音の健康法



  • 音楽はストレスを和らげ、自律神経を整える

  • 痛みや認知症ケアにも効果がある

  • 睡眠改善にも役立つ

  • 聴くだけでなく、歌う・演奏することも大切

  • 地域や家庭で「音の時間」をつくるのがおすすめ



今日からできることはとてもシンプル。

好きな音楽を流すこと。そして、自分の声や楽器で音を出してみること。


小さな一歩が、心と体の大きな癒しにつながります。


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